

鹿児島県出水産の美味しい無酸処理のり。
香り、味、口どけの三拍子そろった素晴らしい焼きのりです。
海苔本来の味わいを楽しめる焼き海苔。「薫」は、一番親しみやすい価格ですが、高級海苔にも負けない香りに、まず驚いていただけます。
実店舗で大好評のお茶「桜野園」の松本さんから「とっても美味しい」とご紹介いただき、取扱いを開始しました。海苔の世界でも農薬のように病気を防ぐための薬剤を使用するのが一般的で、市場に出回っている海苔のほとんどが、酸処理をほどこして養殖されています。陸で「自然栽培」にこだわる桜野園さん。海でも、自然栽培を実践しようと、大変な努力で苦労して自然栽培を実践している出水湾の生産者をぜひ応援したい!と、自分たちのお茶とともに、出水産の海苔もご紹介するようになったのだそうです。
出水湾は、鹿児島県で唯一海苔の養殖をおこなっている産地で、湾全体で酸処理をしない努力を続けています。海苔の病気はいったん出てしまうと、収穫は難しくなります。秋と冬の2回網を張るのですが、暖かい日が続いて、後半全く海苔が収穫できない年もありました。それでも、酸を使わないのは「海は借り物」であり、他にもいろいろな生物が生きているから。酸という無機物質を海に投入すると、多くの生き物の減少につながります。それを防ぐため、出水の生産者は収入が安定しないという大きなリスクを払っても、安易に酸を使うという選択肢をとらず、海を守るため、そしてなにより、美味しく健全な海苔をつくるため、日々努力しているのです。
けれども、お茶と同様、海苔も大きな産地との価格差が大きく、このままでは出水という産地自体が消えてしまうかもしれない。どこにも負けない美味しいものを作っていても、有名産地ではないというだけで販売に苦しまなければならない。その苦労をよく知っている松本さんだからこそ、このまま素晴らしい産地が下火になってしまうのを見過ごせず、ついに販売にまで協力することにした、といういきさつなのでした。
松本さんは「でも、それを置いておいたとしても、単純に、美味しいですからね。」「うちではこどもたちが毎日パクパク食べています」…そう。本当に自然で美味しいものは、何も言わなくでも通じてしまう。特に、子供たちは正直です。何枚でも食べられてしまう、その軽い食べ心地こそ、自然栽培のたまもの。「すっきりしていて深い」という共通のキーワードが、海苔にもお茶にもあるのです。
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鹿児島県出水産【無酸処理】焼きのり「薫」
名称:焼きのり
原材料:乾のり/鹿児島県出水産
内容量:全型10枚
賞味期限:2026年1月21日
製造元:北さつま漁業協同組合
販売者:海苔のこたに
※開封後はお早めにお召し上がりください。
*無酸処理海苔とは…。
本来、海苔は潮の干満により太陽の光をしっかりと浴びて育ちます。海の汚染に繋がる「酸という薬剤処理」に頼らない、本来の海苔づくりのことです。