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久々の開催『もったいない市』。賞味期限をものともしない特別な味。

1月15日に輸入元から「今日賞味期限が切れてしまったのでよかったら」とおまけにいただいた一本のオイル。

北イタリアはヴェネト地方、ダニエレ・ピッチニン(通称ダニエレ君)のオイルです。

そのあまりの美味しさに久し振りに『もったいない市』を開催することを決意しました!

こんなに美味しいのに、ただ賞味期限が過ぎてしまったという理由だけで多くの人にその特別さを認識してもらえないまま内輪だけで消費されてしまうなんてもったいなさすぎる!

収穫量が多く最も風味がよく、安価でもある旬の素材を長い期間楽しめるようにつくられる“保存食”。ほんの数十年前までイタリアには、オリーブオイルや瓶詰類に賞味期限の表示義務さえありませんでした。

オリーブオイルに関して言えば、一般にピリリと舌を刺激する辛味は新しければ新しいほど強いといわれ新鮮さのあらわれ、のように言われる場合が多いように思います。

けれども、わたしがイタリア滞在中に訪ねたオリーブ農家さんの中には「搾りたて」のものは味が暴れていると言って寝かせてから使う人もいましたし、1年以上寝かせたのが好みだという人もいました。
そもそもオイルを絞る際のオリーブの完熟度や品種によっても刺激の度合いは変わってきます。ピリピリ来るものほど新しくおとなしいものは古い、というわけでもないのです。

香りや舌をさす刺激以上に、良いオリーブオイルかどうかというのは油としての軽さが大切だと思っています。風味がよくても重たいオイルは、後からもたれてしまいます。逆に軽いオイルだと、お豆の煮込みなど重たくなりがちなお料理を軽やかに、胃にスルリと入るかのように食べやすくしてくれます。

ろばの家では、オリーブオイルに限らず、食べた後の軽さ、楽さをもっとも重要視して食品を選んでいます。

『もったいない市』でお届けする食品は、賞味期限が切れていたり間近であるものでも全て自分たちで実際に食べて味を確認しております。

個人的にも交流があり信頼のおける生産者ばかりです。公的機関の認証がなくとも無農薬であったり無施肥であったり、手間暇を惜しまず大切に作物を育てていることも知っています。

本来は適正な価格でご紹介したいのですが、日本ではまだまだ賞味期限切れのイメージが悪くおおやけには販売できない風潮があります。

『もったいない市』が、わたしたちが尊敬してやまない生産者たちの素晴らしいお仕事を知っていただくきっかけとなり、これからも彼らを応援していただけることにつながれば、これ以上嬉しいことはありません。